「プラスチックバットで殴る」体罰で強豪柔道部顧問教諭を減給


 和歌山県教育委員会は21日、同県有田市立箕島中2年の柔道部員の男子生徒1人をプラスチック製バットで複数回殴る体罰をしたとして、顧問の教諭(38)を20日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。同部は全国大会に出場したことがある強豪。

 県教委によると、教諭は1月15日午前7時半ごろ、朝練の態度が悪かったとして生徒を教官室に呼び出し、バットで頬を3回殴打し切り傷を負わせた。同日中に校長へ申告するとともに、生徒の保護者に謝罪した。

 問題が明らかになった後、学校は全校生徒を対象にアンケートを実施。他の柔道部員や教諭が担任を務めるクラスの生徒ら男女8人も、昨年8月以降に教諭から頬をたたかれるなどしたことが分かり、これらも体罰に当たると判断した。

 教諭は部の指導を外れ自宅謹慎中。「生徒と保護者に申し訳ない。言葉の指導力が足りなかった」と話しているという。



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