イラン国会選、穏健・改革派の大量失格に失望感 投票率減か

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イランの国会選挙で投票する女性=21日、テヘラン(AP)

イランの国会選挙で投票する女性=21日、テヘラン(AP)

 【テヘラン=佐藤貴生】イランで21日、国会(一院制、定数290)選挙が行われた。ロウハニ大統領が属する保守穏健派や改革派の立候補者の多数が事前審査で失格となり、反米の保守強硬派の躍進が確実視されている。投票は同日夜に締め切られ、ただちに開票作業に入るが、結果発表までに数日かかる見通し。

 ロイター通信によると、1万6千人以上が立候補を届け出たが、「護憲評議会」の事前審査をへて出馬が認められたのは約7150人にとどまった。社会変革や国際協調に前向きな保守穏健派や改革派の陣営が多く失格となったため、首都テヘランで取材した多くの市民は投票しない意思を示していた。

 テヘラン市街の投票所で21日、一票を投じた女性のサナムさん(34)は「公平で国民の苦しい暮らしを理解できる国会になってほしい。ロウハニ師は経済を低迷させ、国を破壊した」と述べた。自動車会社経営の男性のアハマドさん(59)は「国民に奉仕する国会を望む。保守穏健派や改革派は何もできない。国を愛しているなら投票すべきだ」と話した。

 国会選の投票率は体制や政権の信任の度合いを測る目安とされ、2016年の前回選は62%だった。が、今回は下がるとの見方が多い。定数に満たなかった選挙区では4月に決選投票が行われる。

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