【野田小4虐待死、父親初公判】「真実を話して」、「虐待どこからエスカレート」 傍聴した市民らさまざまな声 

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初公判に出廷した栗原勇一郎被告(イラスト・勝山展年)

初公判に出廷した栗原勇一郎被告(イラスト・勝山展年)

 千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が昨年1月に自宅浴室で死亡した虐待事件で、傷害致死罪などに問われた父親の勇一郎被告(42)の裁判員裁判初公判が21日、千葉地裁(前田巌裁判長)で開かれた。「罪は争わない」としつつも、冷水シャワーを浴びせるといった多くの行為を「していない」と否定した勇一郎被告。傍聴した人からは「二面性を感じる」「とにかく不自然。真実を話してほしい」といった声が聞かれた。

 公判が開かれた千葉地裁前には開廷前から傍聴希望者の長い列ができた。一般傍聴席63席に対し、希望者は434人で倍率は6・9倍だった。

 2人の子供がいるという同県船橋市の会社員、名取洋二さん(44)は、実の子供を虐待で死なせる事件がなぜ起きたのかを知りたくて傍聴した。法廷で公開された勇一郎被告の110番通報の音声が冷静だったり、「深く反省している」と涙を見せた直後にすぐに無表情になったりしたことを挙げ、「とにかく不自然だった。裁判で真実を話してほしい」と語った。

 勇一郎被告の両親のケアをしている加害者家族支援団体「ワールドオープンハート」(仙台市)の阿部恭子理事長(42)も初公判を傍聴した。「虐待がどこからエスカレートしたかに注目している」といい、「両親から勇一郎被告はきちょうめんでまじめと聞いているが二面性があり、そこに本人が気づいていない。いろんな意味で余裕がなく、心愛さんがその不満のはけ口になっていたように感じた」と分析した。

 「弁護人がしゃべっているときは泣いていたが、後は真顔で、何かまだひとごとで、話している内容も自分がかわいいような印象を受けた」と話すのは船橋市の主婦(46)。「被告の中ではまだ『しつけが正義』なのだろう」と態度に疑問を示した。

 千葉県児童家庭課の尾関範子課長は「どうしてこのような事件が起きてしまったのか。亡くなられた心愛さんのためにも勇一郎被告の口から真実が語られることを願っている」とコメントした。

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