新型肺炎で世界同時株安 NY一時千ドル近く下落 韓国、欧州も大幅下げ





ニューヨーク証券取引所で働くトレーダーら。株価下落で厳しい表情=24日(AP)

 週明け24日の世界の株式市場は、肺炎を引き起こす新型コロナウイルス感染が世界規模で急拡大していることを懸念し、主要指数が全面安となった。ニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が大幅続落し、前週末からの下げ幅が一時1000ドル近くとなり、2万8000ドルを割り込んだ。

 感染者が急増した韓国が前週末比4%近く値下がりし、イタリアが一時6%の下落となったほか、英国やドイツも軒並み大幅な下げを記録。世界同時株安の様相を呈しており、連休明け25日の東京株式市場は波乱の展開となりそうだ。

 新型肺炎は震源地である中国以外にも急速に拡大。人やモノの往来制限が長期化し、世界の経済活動の停滞を招くとの警戒感が一気に広がった。23日までリヤドで開かれていた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が具体的な景気下支え策を打ち出せなかったことも失望を招いたとみられる。(共同)



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