兵庫県加東市の集合住宅一室で昨年11月、首を絞められた県立高校2年の女子生徒(17)の遺体が見つかった事件で、県警捜査1課は殺人などの疑いで、同じ室内で死亡していた同市下滝野、派遣社員、植田健太容疑者(33)を容疑者死亡のまま書類送検した。捜査関係者への取材で25日、分かった。書類送検は21日付。
県警は生徒の父親からの相談を受け、昨年11月19日夜に、女子生徒と面識のあった植田容疑者宅を家宅捜索。首を絞められ死亡した生徒と、電気コードで首をつった状態の植田容疑者の遺体をそれぞれ見つけた。その後の捜査で生徒は捜索の2日前に死亡していたことが判明した。
書類送検容疑は同17日午後、自宅で生徒の首を絞め殺害したなどとしている。