【CMウオッチャー】清原果耶さん、ストリートミュージシャン役に挑戦





京王電鉄の新CMに登場した清原果耶さん=同社提供

 京王電鉄は1月から、女優の清原果耶さん(18)が出演する新CM「雨にぬれても」篇を放映している。清原さんが降雨の中、米国の歌手による同名の楽曲を英語で歌う姿が見どころ。NHK朝の連続テレビ小説や映画などに出演を重ねてきた清原さんが、今度はストリートミュージシャン役に挑戦する。

 雨が降る中、府中駅前では傘を差した人らが行き交う。通行人らが通り過ぎるのを前に、一人の女性ストリートミュージシャンが傘を持たずにギターを弾きながら歌を口ずさむ。女性ミュージシャンが披露する楽曲は、米国の歌手、ビリー・ジョー・トーマスの「雨にぬれても」(原題 Raindrops Keep Falling On My Head)だ。

 この楽曲は、同社が平成28年に放映を始めたCMシリーズ「東京は、美しい」でも使用された。これまでは、高尾山など沿線の風景をはじめとする東京の景色を見せる構成だったが、今回は「日々の運行を支えるために働く鉄道の現場の人たちに焦点を当てた」(同社広報担当者)作りだ。

 新CMでは、雨が降る中で線路の保守作業を続ける黄色いヘルメットに作業服姿の技術員らが登場。そのほか、線路やホームを指さし確認する駅係員や運転士、車掌らのシーンもある。清原さんはビデオメッセージで、「雨が降っても、風が吹いても、どんな時でも変わらずに頑張り続ける人を応援したい(中略)そんなメッセージを多くの人にお届けできたらうれしい」とコメントを寄せている。

 清原さんに白羽の矢を立てた背景について、同社広報担当者は「若手の中で最も注目されている」と強調。そのうえ、「歌が歌える」として、歌唱力への期待も理由の一つと明かした。31年1月に公開された日本映画「デイアンドナイト」では、主題歌に挑戦した。女優業に歌手業と、活躍の場を広げる清原さん。今後も目が離せない。(経済本部 岡田美月)



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