HIS今期赤字転落へ 11億円、新型肺炎拡大で

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 旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は2日、令和2年10月期の連結業績予想を下方修正し、純損益が従来の110億円の黒字から11億円の赤字(前期は122億円の黒字)に転落すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大による旅行事業などへの影響を見込んだ。

 売上高の予想も9千億円から7750億円へ引き下げた。主力の旅行事業に加え、ホテル事業や長崎県佐世保市の大型リゾート施設「ハウステンボス」への新型肺炎の影響が今年7月まで続いた場合を想定した。

 HISは「実際の終息時期によっては(業績が)変動する可能性がある」と説明している。

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