中国の景況感が過去最低 2月の民間調査

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 【北京=三塚聖平】中国経済メディア「財新」と英調査会社IHSマークイットは2日、中国の景況感を示す2月の製造業購買担当者指数(PMI)が40・3だったと発表した。前月から10・8ポイントの大幅な落ち込みで、2004年4月の調査開始以来過去最低を記録した。肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大により、景気の先行きに対する製造業の懸念が急激に強まっている。

 生産や新規受注などが過去最大の落ち込みを見せたといい、好不況の判断の節目となる「50」を7カ月ぶりに下回った。

 発表文によると、感染防止策により春節(旧正月)の休暇後の操業再開が遅れ、サプライチェーン(供給網)が深刻な影響を受けた。一方で製造業者は、感染対策が解除されれば生産量が急回復するという楽観的な見通しを示しているという。足元で中国当局が相次いで緊急の経済対策を打ち出していることも影響しているとみられる。

 2月29日に中国国家統計局が発表したPMIも、1月から14・3ポイント低下の35・7で、記録を確認できる05年1月以降で過去最低だった。政府版、民間版のPMIがともに記録的な落ち込みを見せた。

 新型肺炎の感染拡大を受け、中国では2月に一時企業活動がほぼ停止状態に陥った。中国政府は景気への悪影響を抑えるため、感染状況が深刻でない地域では早期の事業再開を促すようになっている。

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