気象庁は5日、冬型の気圧配置が強まり、北海道や東北を中心に6日にかけて雪を伴った非常に強い風が吹くとして、暴風や高波、猛吹雪や吹きだまりによる交通障害に警戒するよう呼びかけた。
気象庁によると、低気圧が発達しながら日本の東を北上しているほか、別の低気圧が日本海を東に進む見込み。上空約5千メートルには氷点下33度以下の寒気が流れ、冬型の気圧配置が強まるとしている。
6日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は北海道25メートル(35メートル)、北陸23メートル(35メートル)、東北20メートル(30メートル)。波の高さは北海道、北陸7メートル、東北6メートル。
また、日本の東を北上する低気圧の影響で北海道は太平洋側やオホーツク海側を中心に雪が強まる。6日午前6時までの24時間の予想降雪量は多い所で70センチと見込んでいる。湿った重たい雪になるため、気象庁は電線や樹木への着雪、農業施設の管理に注意するよう求めている。