【栃木小1殺害】地域で見守り活動続けた粉川さん「大きな節目」 


 平成17年、栃木県今市市(現日光市)で小1女児を殺害したとして殺人罪などに問われた勝又(かつまた)拓哉被告(37)側の上告を最高裁が棄却し無期懲役が確定することを受け、女児の通っていた小学校の周辺で子供の見守り活動を主導してきた粉川昭一さん(56)が産経新聞の取材に応じ「大きな節目だ」と安堵(あんど)の気持ちを語った。

 粉川さんは「事件発生から15年かかったが、大きな節目だ。未解決事件になると思ったこともあったのでほっとしている」と胸中を語った。

 しかし、地域では現在も子供たちのみでの登下校が実現しておらず「事件前の状況に戻せないと、終わりとはいえない」と強調。引き続き「地域の目」で子供たちを見守っていくことが必要と話した。「今は子供たちの安全が確保されているとはいえない、見守り活動を続けていくしかない社会だ」と、継続した活動の重要性も訴えた。



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