就職情報提供のマイナビ(東京)が6日、発表した新型コロナウイルスの就職活動への影響調査では、82・9%の学生が「影響がある」と回答した。合同会社説明会やインターンシップが中止になる分、面接などの選考期間を延ばしてほしいなどの声も出ている。
今回の調査は今月1日から5日まで、同社の会員で令和3年春に卒業・就職する大学3年生、大学院1年生の計7419人が対象で、WEBアンケートで実施した。
3月1日に説明会が解禁となったが、多くの人が集まると、新型コロナの感染リスクが高まるため、実際に対面する合同説明会や、企業が独自に開催する説明会などが中止となり、WEB説明会に切り替えるケースが増えている。
そういった状況を含め、就活へ新型肺炎の影響があるとしているのは、8割を超え、影響がないとしたのは5・1%にとどまった。どちらともいえないは12%だった。
学生からは「卒業論文や研究などもあり、予定が立てられない」といった声や「会社から早く予定を知らしてほしい」といった企業の採用担当者への要望があった。このほか、「リアルな説明会から知ることができる会社の雰囲気や社員との質疑応答を通じたやり取りができないことが残念」といった感想も多いという。