防衛省がセクハラ防止強化へ 女性自衛官の採用拡大にも期待

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 防衛省がセクハラ行為の防止策強化に乗り出すことが8日、分かった。自衛隊の採用募集対象者である就職活動中の学生らに対する相談窓口の周知徹底などを柱とする新たな施策を今週内にも始める。取り組みをアピールすることで女性自衛官の採用拡大にもつなげたい考えだ。

 セクハラ行為を受けた際に相談できる防衛省の「セクハラホットライン」を就活生らに周知するため、省ホームページ(HP)に専用ページを新設する。自衛官の採用HPなどからも閲覧を可能にする。

 採用を担当する自衛隊の各地方協力本部の広報官の名刺にもホットラインの連絡先を記載。広報官は就活生と直接面会する機会が多いが、名刺にホットラインの存在を明示することで就活生に安心感を与えるほか、広報官にセクハラへの自制を促す狙いもある。

 防衛省職員への教育充実にも取り組む。パワハラに関する内容に限定されていた教育資料のリーフレットにセクハラ対策を追加し、注意すべき言動などを細かく記載。採用に関わる部門だけでなく、全職員への教育を徹底する。

 自衛隊は少子化の影響などで採用難が続いており、打開策の一つが女性自衛官の積極採用だ。全自衛官に占める女性の割合を現在の約7%から令和9年度までに9%以上に引き上げる目標を掲げている。ここ数年の採用では女性の割合を10%以上とし、女性自衛官は増加傾向にあるが、これに伴いセクハラ防止も喫緊の課題に浮上している。

 山本朋広防衛副大臣は「セクハラ事案は受けた側の意向もあり顕在化しにくい。省内や部隊内だけでなく就活生らへのセクハラ行為も未然に防ぎ、もし受けた場合も相談できる場所があることを周知することが重要だ」と話した。

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