映画「めぐみへの誓い」が10日に秋田でクランクイン 野伏翔監督や原田大二郎さんらが会見





映画「めぐみへの誓い」クランクインを発表する製作陣。後列左から野伏翔監督、石村とも子さん、原田大二郎さん、松村譲裕プロデューサー。前列中央が少女期のめぐみさんを演じる坂上梨々愛さん、両脇が2人の弟を演じる山田颯君、葵君=9日、秋田市内

 横田めぐみさんら北朝鮮による拉致被害者の救出を広く世界に訴える映画「めぐみへの誓い」の製作委員会が9日、秋田市内で会見し、秋田県内で10日にクランクイン(撮影開始)し、6月20日の東京での特別上映を皮切りに、秋田など全国で順次上映すると発表した。

 会見には野伏翔監督や横田滋さん役の原田大二郎、早紀江さん役の石村とも子両氏、プロデューサーで救う会秋田の松村譲裕代表らが同席。子役で、めぐみさんの少女期役の坂上梨々愛さん、めぐさんの2人の弟の少年期役を務める秋田市の双子の小学2年生、山田颯君と葵君も顔をそろえた。

 撮影は3月31日まで秋田県と東京近郊で行い、うち秋田では北秋田、大館、能代、男鹿、潟上、秋田、にかほの7市で24日まで行う。

 映画は、平成26年から政府が主催して全国で上演されている舞台劇の映像版。舞台劇の脚本・監督も務める野伏監督は「舞台劇は拉致被害者5人が帰国し、めぐみさんはすでに死亡したと北が伝え、新たな闘いが始まったとこで終わるが、映画は2020年の現在進行形の被害者奪還の闘いを描く。拉致被害者たちの北朝鮮での過酷な様子など、舞台では描ききれないものを存分に盛り込む」と意気込みを語る。

 原田さんは「舞台で滋さん役として10年間、“拉致被害を生きる”思いを演じてきた。かつて稽古場を滋さんが訪れた時、車から降り立った姿を見て、滋さんはこの足で大地を踏みしめながら、めぐみさんを待ち続けているのだと感じた。今回の映画はスタッフ全員がその熱い思いを持っていることをひしひしと感じる」と語る。

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