野球賭博容疑で組員逮捕 6億円集金、資金源か


 プロ野球などの勝敗を予想する賭博を主催したとして、愛知県警捜査4課は13日までに、賭博開帳図利の疑いで、特定抗争指定暴力団山口組の中核団体・弘道会系組幹部、前川広行容疑者(58)=名古屋市中区栄=を、同容疑と常習賭博の疑いで、弘道会系の別の組幹部、伊藤俊輔容疑者(50)=同市千種区千種=を逮捕した。

 県警によると、2人は計約6億円を集めており、組織の資金源になっていたとみて調べる。

 前川容疑者の逮捕容疑は平成30年5月~31年3月、野球やサッカーなどの勝利チームを予想する賭博を主催し、携帯を使って伊藤容疑者から1口1万円で計998万円の申し込みを受け、賭博を行ったとしている。

 伊藤容疑者の逮捕容疑は前川容疑者が開いた賭博に参加したほか、30年9月~31年4月、顧客4人から1口1万円で計1652万円の申し込みを受け、賭博を行ったとしている。



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