ヘンリー夫妻、最後の公務に参加





9日、ロンドン中心部のウェストミンスター寺院で行われた「英連邦の日」を祝う式典に参加したヘンリー王子(左)と妻、メーガン妃(ロイター)

 【ロンドン=板東和正】3月末に英王室の公務から退くことが決まっているヘンリー王子(35)と妻、メーガン妃(38)は9日、ロンドン中心部のウェストミンスター寺院で行われた「英連邦の日」を祝う式典に参加した。ヘンリー夫妻にとって、今回が最後の公務となる見通し。

 英BBC放送によると、9日の式典には、王子の祖母、エリザベス女王(93)のほか、父のチャールズ皇太子(71)、兄のウィリアム王子(37)らも出席した。

 夫妻は1月8日、主要公務に参加しない意向を発表。その後、女王が夫妻の意向を容認し、今春に公務を引退することが決まっていた。

 夫妻は引退後、王族への敬称「ロイヤル・ハイネス」の使用を辞退し、バッキンガム宮殿にある執務室を失う。また、夫妻は女王から与えられた称号を基にした「サセックスロイヤル」の商標登録を申請していたが、王室は商標の使用を認めなかった。一方で、ヘンリー王子の王位継承順位は6位のままで変わらない。

 夫妻は今後、メーガン妃が結婚前に住んでいたカナダを主な居住地にする。引退後も王室行事に出席する可能性はあるが、公務としてではなく、私的な立場での参加となる。



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