【シネマプレビュー】「シェイクスピアの庭」





「シェイクスピアの庭」場面写真(C)2018 TKBC Limited. All Rights Reserved. 

 49歳で断筆した文豪、シェイクスピアの晩年を描いた作品。「ヘンリー八世」の上演中の火災でグローブ座を焼失し、ロンドンから故郷に戻ったシェイクスピア。20余年も離れて暮らしていた家族との溝はなかなか埋まらない。そして17年前に11歳で他界した息子を忘れられず、息子を悼む庭を造り始めるが…。

 シェイクスピア役兼監督を務めるケネス・ブラナーが抱いた「なぜ、こんなに才能にあふれた男が早く引退したのだろう?」という疑問から本作は誕生。劇中、シェイクスピアの戯曲のせりふも登場し、ファンの心をくすぐる。東京・Bunkamuraル・シネマで公開中。

 20日から大阪・シネ・リーブル梅田なども順次公開。1時間41分。(啓)

 ★★★☆

 (★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)



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