韓国保健福祉省は15日、新型コロナウイルスの新規感染確認者が14日からの1日で76人だったと発表した。累計の感染確認者は8162人。死者は3人増え計75人。同省によると、1日当たりの感染確認者が100人未満となったのは2月21日以来、約3週間ぶり。ただ、ソウルなど各地で集団感染が続いており、韓国政府は緊張を緩めていない。
南東部・大邱市などの多発地域で減少傾向にあることが要因。韓国では、多い日には1日に500人以上の新規感染者が確認されていた。
しかし、保健当局は「まだ安心できる状態ではない」と強調。むしろ各地で散発的に発生している集団感染が全国的に広がることを防がなければならない「厳重な時期だ」として外出の自粛などを呼び掛けている。(共同)