地下鉄サリン事件被害者・浅川幸子さん死去 寝たきりで闘病生活

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地下鉄サリン事件被害者の浅川幸子さんが亡くなり、会見を行う兄の一雄さん。手前は幸子さんの遺影=19日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ(納冨康撮影)

地下鉄サリン事件被害者の浅川幸子さんが亡くなり、会見を行う兄の一雄さん。手前は幸子さんの遺影=19日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ(納冨康撮影)
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 13人が死亡、6000人以上が重軽症を負った平成7年のオウム真理教による地下鉄サリン事件に遭遇し、寝たきりの状態となっていた被害者の浅川幸子(あさかわ・さちこ)さんが10日午前、サリン中毒による低酸素脳症のため死去した。56歳だった。兄の一雄さんが19日、東京都内で会見し、明らかにした。

 地下鉄丸ノ内線の車内で被害に遭い、実行役の元教団幹部、広瀬健一元死刑囚=執行時(54)=がまいたサリンを吸って意識不明の重体となった。一命はとりとめたが、低酸素脳症で重度の言語障害と全身まひが残り、闘病生活を続けていた。

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