「自分はやっていない」逮捕の父、乳児への殺人容疑 茨城





送検のため、茨城県警ひたちなか署を出る高倉和樹容疑者=19日午前9時

 平成30年に次女の頭部に暴行し生後10カ月で死亡させたとして、殺人の疑いで茨城県警に逮捕された父親の高倉和樹容疑者(28)が「自分はやっていない」と供述していることが19日、捜査関係者への取材で分かった。県警は同日、高倉容疑者を送検した。

 高倉容疑者は30年10月中旬から翌11月17日までの間、同県ひたちなか市内のアパートで、次女の葉月ちゃんに暴行を加えて後頭部付近に複数の骨折を負わせ、22日に外傷性脳障害で死亡させた疑いで逮捕された。

 司法解剖で葉月ちゃんの頭部に複数の骨折が見つかり、県警は専門医などの意見を集め、葉月ちゃんが自分一人で負うけがとしては不自然であり、故意によるけがと判断した。

 捜査関係者によると、高倉容疑者は逮捕前の任意聴取から暴行を否定。殺人容疑で逮捕された後の供述でも、改めて容疑を否認したという。



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