新型コロナウイルス感染拡大の影響で、宿泊施設や飲食店の利用が減少していることを受け、茨城県つくば市は、市内のホテルや旅館の宿泊者に対し最大7千円を補助する市独自の経済対策を行うことを決めた。19日の定例市議会で可決した。
補助は、1人1泊1万円以上の宿泊者に対し最大5千円▽6千円以上1万円未満が3千円▽6千円未満は1千円-を割り引くほか、市内で飲食できる2千円の食事券も配布し、最大で7千円を補助する。市外の観光客だけでなく、市民が泊まる場合も対象とする。
3月下旬に対象の宿泊施設や飲食店に事業者向けの説明会を開き、4月1日以降に市ホームページに掲載する予定。
市は、今回の事業について、個人旅行は国の自粛要請の対象外だとして約8900万円の緊急対策費を計上。4月から実施したい考えだが、ウイルス感染などの状況によっては変更もあり得るとしている。