ユニゾへのTOB不成立 米ファンド、下限届かず


 ソフトバンクグループ傘下の米投資ファンド、フォートレス・インベストメント・グループは19日、ホテル運営のユニゾホールディングスに対し18日まで実施した株式公開買い付け(TOB)が不成立になったと発表した。応募が発行済み株式の約1・5%にとどまり、成立の下限とした3分の2を大幅に下回った。

 応募のあった約1・5%分も買い取らない。フォートレスは昨年8月、ユニゾ経営陣の同意を得てTOBを開始。途中でユニゾ側が反対に転じても、買い付け価格を引き上げるなどして期間の延長を繰り返してきた。

 ユニゾをめぐる買収合戦は、1株当たりの買い付け価格6千円で自社買収を実施中のユニゾ従業員と、ユニゾへのTOBに意欲を示す米投資ファンド、ブラックストーンに絞られた。



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