飼い犬の管理が不十分だったため小学生の女児が襲われ重傷を負ったとして、青森署は23日、過失傷害と青森県動物愛護管理条例(係留義務)違反などの疑いで、青森市の60代の農業男性を書類送検した。容疑を一部否認している。
書類送検容疑は昨年7月25日、飼っていた北海道犬が自宅敷地から首輪を外し逃走、近くを通り掛かった同市の女児が襲われて転倒し、頭に全治約6カ月のけがを負ったとしている。
県警によると、犬は体長約60センチで体重約17・7キロ。人を襲うことはなかったという。女児の家族が11月中旬、同署へ告訴していた。
同署は、男性が犬を市に登録せず、狂犬病の予防注射もしていなかったとして、狂犬病予防法違反の疑いでも書類送検した。