禁止された場所に暴力団事務所を開いたとして、大阪府警が同府暴力団排除条例違反容疑で、特定抗争指定暴力団山口組系組長ら3人を逮捕したことが25日、捜査関係者への取材で分かった。山口組が特定抗争指定暴力団に指定されて元の組事務所が使用できなくなったため、移転したとみられる。
逮捕容疑は、府暴排条例で禁止されている児童福祉施設の周囲200メートル内に、組事務所を開設したとしている。
捜査関係者によると、逮捕された組長の事務所は大阪市内にあったが、1月に山口組が特定抗争指定暴力団に指定され、同市内が事務所への立ち入りなどを禁じる警戒区域に指定されていた。