石川の住宅設備卸、破産へ 新型コロナ、仕入れに支障

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 住宅設備機器や配管材料の卸売業「和倉屋金物店」(石川県七尾市)が事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが30日までに分かった。代理人の事務所が明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大で中国製の部品を組み込んだ住宅設備機器の仕入れに支障が出て、売り上げが落ち込んでいた。負債額は約2億円とみられる。

 帝国データバンク金沢支店によると、和倉屋金物店は1833年創業の老舗。当初は金物店として主に輪島漆器や高岡銅器を扱っていた。近年は住宅設備機器や配管材料の卸売りを中心に手掛けていたが、バブル崩壊後は業績の低迷が続いていた。

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