浜松市沿岸に17キロ防潮堤 南海トラフ大津波に備え

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浜松市沿岸部に整備された防潮堤(静岡県提供)

浜松市沿岸部に整備された防潮堤(静岡県提供)

 南海トラフ巨大地震による大津波に備え、静岡県と浜松市が整備してきた同市沿岸部の防潮堤が31日、完成した。長さ約17・5キロ、高さが海抜約13~15メートルで、市の担当者は「最大級の地震に伴う津波の浸水被害を大幅に軽減できる」と説明している。

 防潮堤の高さは、静岡県が東日本大震災を受けて平成25年にまとめた地震被害想定で、最大津波高が浜松市南区で14・9メートル、西区で13・3メートルとされたことを踏まえて設定した。土砂とセメントを混ぜた構造体の上に盛り土をし、津波で壊れにくくなるよう工夫した。

 市によると、防潮堤の完成で県が想定する最大級の津波が発生した場合でも宅地が浸水する面積が約8割、浸水の深さ2メートル以上の範囲を98%低減できるという。

 総事業費は約330億円。浜松市で創業した住宅メーカーの一条工務店グループが24年6月、県に300億円の寄付を申し出たことから整備が決まり、26年3月に着工した。

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