東宝は8日、緊急事態宣言を受け、9日に帝国劇場で開幕予定だったミュージカル「エリザベート」の全公演中止を決めたと発表した。平成12年の初演から20周年となる記念すべき公演だった。また、同じ帝劇で5月に開幕予定だった「ミス・サイゴン」、日生劇場の「ニュージーズ」、シアタークリエの「モダン・ミリー」、「ジャニーズ銀座2020」も地方公演も含めた全公演が中止される。
公演中止は数カ月先の地方公演にも及ぶが、東宝は「帝劇での公演ができず、リハーサルなどの準備期間が確保できないこと、全国ツアーは多くのキャストやスタッフの移動を伴うため、成立が困難と判断した」と説明している。
また、梅田芸術劇場も同日、東急シアターオーブで26日まで予定されていたミュージカル「ボディーガード」、東京芸術劇場プレイハウスで5月6日まで予定されていたミュージカル「VIOLET」の全公演中止を発表した。
チケットの払い戻しなどについては、ホームページで案内する。