中国、3月の新車販売43%減 前月から下落率縮小、政府は購入促進策で下支えへ

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 【北京=三塚聖平】中国自動車工業協会が10日発表した3月の新車販売台数は前年同月比43・3%減の143万台だった。新型コロナウイルス蔓(まん)延(えん)の影響で79・1%減の悪化を記録した2月から減少幅を大きく縮小させた。中国政府は自動車販売の促進策を表明するなど、景気や産業への影響が大きい自動車販売を下支えする方針を示している。

 前年実績は21カ月連続で下回った。内訳は、乗用車が前年同月比48・4%減、商用車が22・6%減。電気自動車などの「新エネルギー車」は53・2%減と、いずれも2月からは改善した。1~3月累計の販売台数は前年同期比42・4%減の367万2千台だった。

 日系各社が発表した3月の販売台数は、トヨタ自動車が15・9%減の10万1800台、日産自動車が44・9%減の7万3297台、ホンダが50・8%減の6万441台、マツダが28・3%減の1万2958台。各社とも2月から減少幅を縮小させた。ホンダが湖北省武漢市の四輪車工場で今月中に通常時の生産体制に戻すことを目指すなど、正常化への動きが進んでいる。

 中国国務院(政府)は、3月31日に開いた会議で自動車販売の促進策を決めた。今年末に期限が来る新エネルギー車の購入に関する補助金を2年間延長する。また、広東省広州市など各地でも消費刺激策が相次いで打ち出されており、中国自動車工業協会は「消費促進策の実施などにより、自動車市場の回復は加速する」との見方を示す。

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