愛媛県内で4~6月に起きた交通死亡事故は過去5年間、車両同士の正面衝突が最も多いことが愛媛県警のまとめで分かった。同県警は「交通重大事故抑止3カ月対策」として、正面衝突事故対策を重点化して取り組む。
同県警によると、過去5年間の死亡事故を類型別に分析したところ、死者計63人のうち31人(49・2%)が車両相互の事故だった。ほかに人と車が16人(25・4%)で続き、自転車と車両、車両単独が各8人となった。さらに車両相互の事故のうち、正面衝突が17人と最も多く、出合い頭5人、追突3人、右折直進2人、その他4人だった。
県警はこの3カ月の重点対策として、車両相互の事故の被害軽減のため、シートベルト・チャイルドシートの着用促進、幹線道路の速度抑制対策、保護者保護意識の定着を掲げている。