TBSドラマ「じゃあつく」効果で大分銘菓「ざびえる」が爆売れ!記録的再生数も更新

TBS系火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ(通称:じゃあつく)』で紹介された大分銘菓「ざびえる」が、異例の売上急増を見せています。主演の竹内涼真が作中で手渡したことをきっかけに、その人気が爆発。ドラマ自体の無料配信再生数も記録を更新し続けるなど、その影響力は計り知れません。この記事では、「じゃあつく」がもたらした経済効果と、その背景にあるドラマの魅力に迫ります。

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』とは

漫画家・谷口菜津子氏による同名漫画を原作とする『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は、交際6年目でプロポーズを断られた主人公・海老原勝男(竹内涼真)が成長していく“再生ロマンスコメディ”です。勝男を演じる竹内涼真、そして相手役の山岸鮎美を演じる夏帆の好演が話題を呼んでいます。このドラマは、単なる恋愛ドラマに留まらず、自己成長の過程を描くことで多くの視聴者の共感を呼んでいます。

大分銘菓「ざびえる」の登場と反響

ドラマ第5話では、勝男の兄・鷹広(塚本高史)が大分から上京し、地元銘菓として「これ、めっちゃおいしいけん」と「ざびえる」を会社の同僚に手渡すシーンが描かれました。その後、勝男自身も女友達の椿(中条あゆみ)に「ざびえる」をプレゼントし、「えーっ、おいしそう!」と感激される描写がありました。劇中での商品露出はわずか数秒でしたが、この「ドラマ効果」は絶大でした。

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』のロケをする竹内涼真『じゃあ、あんたが作ってみろよ』のロケをする竹内涼真

大分市に本社を置く菓子メーカー「ざびえる本舗」の担当者によると、『中日スポーツ』で報じられた反響は現実のもので、同社のInstagramの閲覧数は7.8万人と、驚異的な317.5%増を記録しました。現在も一部販売店では製造が追いつかないほどの売れ行きだといいます。バター風味の皮に和風の白あんとラム酒漬けレーズンが刻み込まれた独特の味わいが人気を博しています。

さらに、ドラマ原作者・谷口氏が描き下ろしたコラボ商品6個入り(税込み745円)も14日から発売され、こちらも1.7倍の伸び率で好調を維持しています。ざびえる本舗の担当者も「これまでもテレビで紹介されてきたざびえるですが、今回のドラマ効果には驚いています。ここまで反響をいただいてびっくりしています」と、その影響力の大きさに驚きを隠せない様子です。

竹内涼真効果で爆売れ! 大分の銘菓竹内涼真効果で爆売れ! 大分の銘菓

記録的な無料配信再生数と今後の期待

「じゃあつく」は、商品の売上だけでなく、ドラマ自体の人気も高騰しています。無料配信プラットフォーム「TVer」および「TBS FREE」での再生数は右肩上がりで推移しており、第1話が396万回、第2話が407万回、第3話が442万回を記録しました。これはTBSドラマとして、社会現象を巻き起こした大ヒット作『VIVANT』の第5話が記録した419万回を超え、歴代1位という快挙を達成しました。

こうした高い視聴率と話題性は、今後の「じゃあつく」の展開にも大きな期待を抱かせます。ドラマの成功が地域経済にも好影響をもたらす「ドラマ効果」の好事例として、今後も注目されるでしょう。関係者もドラマの今後の展開に期待を寄せています。

結論

TBSドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は、その魅力的なストーリーと俳優陣の演技により、視聴者のみならず、登場した地元銘菓「ざびえる」の売上にも絶大な影響を与えました。記録的な無料配信再生数を更新し続けるその勢いは、現代のメディアが持つ影響力を改めて示すものと言えます。今後の物語の展開とともに、さらなる社会的・経済的波及効果にも期待が高まります。

参考資料