日銀、2年度成長率を大幅下方修正 展望リポート

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日本銀行

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 日本銀行は27日の会合後、先行きの経済成長率と物価上昇率の予想を示す「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を公表し、令和2年度の実質国内総生産(GDP)の成長率見通しを1月時点の0・9%からマイナス5・0~マイナス3・0%に引き下げた。新型コロナウイルスの感染拡大で生産や消費が軒並み減少し、景気判断を3月会合時点の「弱い動き」から「厳しさを増している」へ引き下げたことを反映した。

 ただ、感染拡大の影響が今年後半に和らぐと想定し、3年度の成長率見通しは2・8~3・9%に拡大すると予想。4年度も0・8~1・6%とプラス成長を維持するとした。

 物価上昇率についても、2年度は従来の見通し(1・0~1・1%)からマイナス0・3~マイナス0・7%へと引き下げた。黒田東彦総裁は物価について「モメンタム(勢い)はいったん損なわれた状態」(黒田東彦総裁)と分析。4年度は0・4~1・0%にとどまる見通し。

 4年度は大規模金融緩和のスタートから10年目の節目であり、黒田氏の任期最終年度となるが、日銀が掲げる2%の物価上昇目標の達成は難しい状況だ。

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