トランプ米大統領は27日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染が中国から世界に拡大した経緯を「真剣に調査している」と述べた。中国の初動対応を問題視し「中国のことは良く思っていない」と批判を強めた。
中国の対応を念頭に「(新型コロナは)発生場所で素早く封じ込め、世界的な感染拡大は防げたはずだった」と指摘。情報公開に消極的な中国の姿勢を問題視しているとみられる。
中国が公表する感染者数や死者数も「正しいとは思わない」と強調。中国にどう責任を取らせるかについては「いろいろな方法がある」と話すにとどめ、調査結果は「適切な時期に公表する」とした。
米国は、新型コロナが中国湖北省武漢市の研究所から広がった疑いがあるとして調べている。(共同)