新型コロナウイルスの感染拡大でマスク着用が日常化する中、韓国でガムや口腔ケア商品の売り上げが増えている。韓国メディアは「長時間のマスクによって自分の口臭が気になる人が増えているためではないか」と分析。「コロナ特需だ」と伝えている。
製菓大手の「ロッテ製菓」によると、口臭予防効果をうたっている「フラボノガム」の3月の売り上げが前月比で約30%増加。同社は「フラボノイド」成分が含まれた新製品の販売を4月に発表するなど攻勢を強めており、同社関係者は「今年の販売量は昨年よりも5~10%増えるだろう」と予測している。
また、韓国メディアによるとドラッグストア大手「オリーブヤング」では口腔スプレーなど口臭予防商品の3月の販売量が昨年に比べて約52%増に。ソウル市内の40代女性は「マスクが当たり前になるにつれ、口臭も気にするようになった」と話した。(共同)