中国上海ディズニーが再開 世界で唯一、復興アピール





1月24日、中国・上海ディズニーランド付近を歩く訪問客(ロイター)

 中国・上海ディズニーランドが11日、1月下旬以来、約3カ月半ぶりに営業を再開する。新型コロナウイルス感染症の拡大で世界各地のディズニーのテーマパークが閉鎖を続ける中、上海は開園する唯一の施設。観光施設の象徴と言える上海ディズニーの再開で、中国政府は新型コロナからの復興をアピールする狙い。

 中国国内では最近、一部地域を除き新規発症者はほとんど出ておらず、経済、社会活動の正常化が進んでいる。延期されていた全国人民代表大会(全人代)は5月下旬に開幕を控えている。

 ただ上海ディズニーは感染の再流行を防ぐため、当面は1日当たりの入場者数を収容人数の3割(約2万4千人)に制限。営業時間も短縮し、入場券は事前予約制とした。

 来園者にはマスク着用を義務付け、入場時に検温を実施。特定エリアでの密集を防ぐため、キャラクターとの記念撮影は禁止し、乗り物も一度に乗れる人数を減らす。パレードの内容を変更するほか、劇場での一部ショーは上演を見合わせる。(共同)



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