神奈川県警南署は11日、横浜市南区に住む20代の女性会社員が特殊詐欺の被害に遭い、現金計478万円をだまし取られたと発表した。
同署によると、女性の携帯電話に4月22日、「ご利用料金の確認が取れていません。本日中にお客さまサポートセンターまでご連絡ください」などと記載されたメールが届き、連絡先として表示されていた電話番号に電話したところ、債権管理会社の社員を名乗る男から、「動画配信サイトの未払いがある」などと嘘を言われ、10万円分の電子マネーを要求された。
女性が男の言葉を信じて支払いに応じると、以降もネットワークセキュリティーに関する団体職員を装った男など3人から電話で同様に現金を要求され、指定口座に振り込むなどして今月3日までに8回にわたって電子マネー分を含め、計478万円を詐取された。女性は1人暮らしで、遊びにきた友人に指摘され、だまされていることに気付いたという。