貸金業者から現金をだまし取ったとして、神奈川県警保土ケ谷署は１４日、有印私文書偽造・同行使と詐欺の疑いで、相模原市中央区相模原の無職、三村美幸容疑者（４８）と、東京都台東区千束の会社員、伏間美徳容疑者（５３）を逮捕した。いずれも容疑を認めている。
逮捕容疑は共謀のうえ、平成２８年１１月ごろ、伏間容疑者が三村容疑者の夫になりすまし、この夫が名義を持つ横浜市保土ケ谷区内の土地と建物を担保に、同市内に支店がある貸金業者から現金約１２７０万円を詐取したとしている。
同署によると、三村容疑者は現金を得るために以前からの友人であった伏間容疑者になりすましを依頼。三村容疑者の本物の夫が、貸金業者からの連絡で身に覚えのない借金を負っていることを知り、その後、２人の犯行が発覚した。現金は返済されておらず、昨年、貸金業者が同署に２人を告訴していた。
