世界成長率4・9%減も 国連見通し、第2波到来で





米ニューヨークにある国連本部のビル(AP)

 国連経済社会局は13日、新型コロナウイルスの感染第2波が年内に到来した場合、2020年の世界経済の実質成長率は前年比マイナス4・9%になる恐れがあるとの見通しを明らかにした。先進国で21年初頭までロックダウン(都市封鎖)や経済活動制限が続く事態を想定している。

 記者会見したハリス事務次長補は「経済活動の大規模な制限と先行きの不透明感により、今年第2四半期の世界経済は事実上の休止状態となった」と指摘した。

 現在のロックダウンによって4~6月期のうちに感染拡大を大幅に封じ込め、大半の国が経済活動を徐々に再開させた場合でも、20年の成長率は前年比マイナス3・2%になると予測。1930年代の大恐慌時以来の縮小幅になるとした。

 経済社会局は1月時点では2・5%の成長を見込んでいた。(共同)



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