新型コロナ死者32万人超す 増加ペース、若干鈍化





新型コロナウイルス粒子の電子顕微鏡画像(米国立アレルギー・感染症研究所提供)

 米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が19日、世界全体で32万人を超えた。死者は1~2日ごとに1万人上積みされる状態が1カ月半以上にわたり続いてきたが、今回は16日に31万人を超えてから3日後となり被害拡大ペースが若干鈍化した。

 感染者は世界全体で480万人を上回っている。世界最多の150万人以上の感染が確認されている米国が、死者も最も多く9万人超。欧州では英国3万5千人、イタリア3万2千人、フランス2万8千人、スペイン2万7千人と続く。南米ブラジルでは約1万7千人が死亡している。

 世界保健機関(WHO)の19日付状況報告によると、死者の53%は欧州地域事務局管内(トルコや旧ソ連諸国を含む)。米州地域事務局管内(南北米大陸)で39%と、両地域で世界全体の死者の9割以上を占めている。

 新型コロナによる死者は、3月20日に世界全体で1万人を超えてから急増。3月31日に4万人を上回ってから5月16日まで、1~2日ごとに1万人以上が増えていた。(共同)



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