中国、人民元基準値12年ぶり安値 香港めぐる米中関係緊迫化で

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 【北京=三塚聖平】中国人民銀行(中央銀行)は25日、人民元取引の基準値を1ドル=7・1209元に設定した。前週末の対ドル相場の基準値より0・38%元安の設定で、2008年2月以来、約12年3カ月ぶりとなる安値水準。香港への国家安全法導入の動きを受けて米中関係が緊迫していることを受け、人民元を売ってドルを買う動きが強まっている。

 中国で全国人民代表大会(全人代)が開幕した22日には、1ドル=7・14元台まで元安ドル高が進んでいた。香港経済日報(電子版)は「米中の緊張状態がエスカレートし、人民元に圧力を与えている」という見方を伝える。25日の上海外国為替市場の人民元相場は、前週末比で0・04%元高の1ドル=7・1388元で通常取引を終えた。

 米国との対立激化で、新型コロナウイルス直撃を受けた中国経済の回復が遅れるとの懸念が市場にある。基準値は、人民銀が人民元と外国通貨の取引の目安として毎朝発表しており、中国当局が元安を容認しているという見方も浮上する。

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