委任状争奪戦は会社側人事案を可決 三陽商会が株主総会

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株主総会が開かれたアパレル大手、三陽商会。受付では新型コロナ対策も徹底された=26日午前、東京・四谷本塩町(酒巻俊介撮影)

株主総会が開かれたアパレル大手、三陽商会。受付では新型コロナ対策も徹底された=26日午前、東京・四谷本塩町(酒巻俊介撮影)
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 アパレル大手の三陽商会は、26日に東京都内で定時株主総会を開き、会社側の取締役人事案を賛成多数で可決した。取締役人事をめぐっては、同社に約6%を出資する米投資ファンドのRMBキャピタルが独自に株主提案し、委任状争奪戦に発展していた。業績が低迷する中で株主の判断に注目が集まったが、会社側の支持が上回った。

 会社側は、再任となる中山雅之社長と、スポーツ用品メーカー、ゴールドウイン出身で3月1日に入社した大江伸治副社長を含む9人の取締役人事を提案、全員が選任された。これに対し、RMBは中山氏の再任に反対したほか、クラシエホールディングス元社長の小森哲郎氏ら7人の選任を独自に提案したが、株主の支持を得られなかった。総会は昨年より30分ほど短い45分で終了。出席した株主も73人と昨年の104人を下回った。

 終了後、大江氏は社長に昇格、中山氏は副社長に就任した。記者会見した大江氏は「再生プランを実行することで、初めて株主の信頼を勝ち取れる」と述べ、約150の店舗閉鎖などを着実に実行する考えを強調した。RMBの提案については「問題提起を真摯(しんし)かつ謙虚に受け止める必要がある」と述べた。

 三陽商会は、平成27年に英高級ブランド「バーバリー」のライセンス契約が終了したこともあり業績が低迷。令和2年2月期の連結最終損益は4期連続の赤字となっていた。

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