米グーグルは30日、6月3日に予定していたスマートフォンの基本ソフト(OS)「アンドロイド」の最新版「11」に関する発表を延期すると明らかにした。米ミネソタ州で黒人男性が白人警官に暴行され死亡した事件を巡り拡大する、抗議デモに配慮したとみられる。
グーグルはツイッターへの投稿で「アンドロイド11の詳細を語れるのはうれしいことだが、今は祝う時ではない」と説明した。新たな日程は明らかにしなかった。
グーグルは例年、5月に開く開発者会議で、最新版のアンドロイドに搭載される新機能を披露しているが、今年は新型コロナウイルスの影響で開発者会議を中止。代わりに、オンラインでイベントを開き、アンドロイド11の試用版を発表する予定としていた。(共同)