OPEC、7月末までの減産延長検討 コロナで需要低迷





OPECのロゴとオイルポンプジャック(ロイター)

 石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国による連合体「OPECプラス」は6日、遠隔会議方式で閣僚級会合を開く。これに先立ちOPECは定時総会を開催。原油協調減産の規模に関し、6月末まで行う計画の日量計970万バレルの削減を7月末まで継続する案を軸に検討する。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策として各国が導入した外出制限による経済活動の停滞は緩和されつつあるが、原油需要は引き続き低迷しており、供給を抑えて原油価格を下支えする。

 OPECプラスはこれまで、5~6月に日量970万バレルの減産を実施し、7~12月には削減量を日量計770万バレルに縮小する計画を掲げてきた。欧米メディアによると、減産を主導するサウジアラビアとロシアは、日量970万バレルの削減量を7月末までは維持することで一致したという。(共同)



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