エジプト大統領、リビア情勢で停戦呼びかけ 実現は見通せず

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 【カイロ=佐藤貴生】エジプトのシーシー大統領は6日、内戦が激化しているリビア情勢について首都カイロで記者会見し、関係する勢力に8日からの停戦を呼びかけた。また、すべての外国人戦闘員のリビアからの撤退や民兵組織の解体、武装解除などを求めた。

 リビア内戦では昨年4月、東部ベンガジを拠点とする有力軍事組織「リビア国民軍」(LNA)が、シラージュ暫定政権の統治する西部の首都トリポリに向けて進撃を開始。しかし、最近は暫定政権側がLNAから支配地域を相次いで奪還し、優位に立っている。

 内戦はエジプトやロシアなどがLNAを、トルコが暫定政権側を軍事支援し、代理戦争の様相を示している。シーシー氏は6日、連携してきたLNAのハフタル司令官らとともに会見を行ったが、劣勢に立たされる中での停戦の呼びかけに暫定政権側が応じるかは不透明だ。

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