NHKは9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け撮影を休止していた大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」について、30日から収録を再開すると発表した。撮影は感染防止のためのマニュアルに基づいて行う。放送の再開時期については、収録再開後の状況を見ながら判断するとしている。
後に本能寺の変を起こす明智光秀の謎めいた前半生に光を当てて描く「麒麟がくる」は、新型コロナウイルスの影響で4月1日から撮影を休止、6月7日放送分(第21話)までで放送を一時中断する。
主演の長谷川博己さん(43)は放送の一時休止について、「楽しみにしていただいている方々がたくさんいらっしゃることは、ひしひしと感じています。この流れを一度止めてしまうのは誠に心苦しいのですが、ご存知のように撮影も休止中で撮り溜(た)めたものがない状況となっています」とコメントを発表。
また、撮影の再開についても「スタッフ・キャスト一同、安全面を十分考慮した上で準備しております。全44回、何とか放送していきたいと思っております」とつづった。