関東財務局前橋財務事務所が11日発表した4~6月期の群馬県内の法人企業景気予測調査によると、全産業の「景況判断指数(BSI)」はマイナス69・8となった。リーマン・ショック後の平成21年1~3月期(マイナス63・6)を超える低水準で、現行統計となった16年度以来過去最悪となった。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、SUBARU(スバル)が4~5月に約1カ月間、生産拠点の群馬製作所(太田市)を操業停止したことなどを反映し、企業心理が大きく悪化した。
マイナスは6期連続。前回1~3月期はマイナス26・2だった。
BSIは足元の景況感が「上昇」と答えた企業の割合から「下降」とした企業の割合を差し引いた指数。