証券取引等監視委員会は12日、無登録業者に名義貸しをしたなどとして、金融商品取引法に基づき、投資助言会社「プログレスマインド」(東京)に行政処分を出すよう金融庁に勧告した。
監視委によると、同社は金融商品取引業の登録がない東京都や横浜市の男性3人に名義を貸し、平成27年2月以降、延べ4200人以上に対し、投資の助言を行わせていたとされる。
また、社長が助言するとしたコースで別人に助言させたり、過去に違法な名義借りを認定された大阪市の会社で実質的代表者になっている男性を助言業務に携わらせたりしていた。
プログレスマインドは27年6月、ファンドの出資金を一時的に会社の経費に流用したなどとして、関東財務局から業務改善命令を受けていた。