【ワシントン=塩原永久】16日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は大幅続伸して始まり、上げ幅は一時840ドルを超えた。5月の小売売上高が大きく回復。米政府が大型インフラ投資を検討していると伝わったことも相場の上昇を後押しした。
午前10時現在、前日比700・85ドル高の2万6464・01ドルをつけた。
同日朝、米商務省が発表した5月の小売売上高(速報値、季節調整済み)は前月比17・7%増と、比較可能な1992年以降で最大の増加率だった。4月はマイナス14・7%だった。
新型コロナウイルスの感染拡大で低迷した経済活動が、急速に回復するとの期待から買いが広がった。
トランプ米政権が新たな景気刺激策として、1兆ドル(約107兆円)規模のインフラ投資計画を検討していると報じられたことも、投資家に好感された。