「健康と安全が常に最優先」 世界文化賞延期で 世界的バイオリニストのムターさんコメント

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バイオリニスト、アンネ=ゾフィー・ムターさん(宮崎瑞穂撮影)

バイオリニスト、アンネ=ゾフィー・ムターさん(宮崎瑞穂撮影)

 今秋に予定していた第32回高松宮殿下記念世界文化賞(主催・公益財団法人日本美術協会=総裁・常陸宮殿下)の受賞者発表と授賞式が新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、来年9、10月にそれぞれ開催されることが17日、決まった。昨年の音楽部門受賞者で世界的バイオリニストとして知られるアンネ=ゾフィー・ムターさんが同協会に「健康と安全が常に最優先されるべきだ」として来年の開催を歓迎するコメントを寄せた。ムターさんは3月末に新型コロナウイルスに感染したが、4月に無事に回復した。メッセージの全文は次の通り。

 世界的に重要なこの賞の授賞式も、新型コロナウイルスの犠牲となりました。健康と安全が常に最優先されるべきであり、誰も危険にさらしてはいけないので、悲しいことですが、日本美術協会の一貫した態度を歓迎します。

 私は来年に行われる次の受賞者の発表を楽しみにしています。なぜなら、私たちアーティストは、最も影響を受けた職業集団だからです。私たちは事実上、活動を禁止されています。私たち音楽家にとっては、3月初めに聴衆とのコミュニケーションが突然、断たれてしまいました。私はこれを「切断手術」とみています。私が音楽家になったのは、聴衆との生の交流があるからです。

 しかし、今、最も重要なことは、どんなことがあっても守り続けるべき生命が危険にさらされないように、色々講じられた施策が効果を生み出すことです。

 私はバイオリンの演奏が好きな一音楽家ですが、究極的には、他人のために演奏しています。遠くない将来に、その場にいる聴衆の目の前での演奏が可能になることを確信しています。皆さんのために再び演奏できるという期待は、この困難な日々を乗り越えるのに役立ちます。そして、この期待は計り知れないほど大きくなっています。

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