海上保安庁の奥島高弘長官は17日の記者会見で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域で中国当局の船が過去最長となる65日連続で確認されたことに関し「国際、国内法にのっとり、領土、領海を断固として守り抜くため、冷静に毅然(きぜん)と対応する」と表明した。船の大型化や武装も確認されていると指摘し「情勢は予断を許さない。厳しい状況にある」と述べた。
海保によると、今年1月から5月にかけて、接続水域で確認された中国船は、前年同期と比較して18%増の延べ495隻。確認された日数は、同35%増の142日となっている。