静岡大は19日、学生に強い口調で叱責を繰り返したり、同僚教員を誹謗中傷するメールを送ったりするアカデミックハラスメントをしたとして、40代男性教員を出勤停止14日間の懲戒処分にしたと発表した。18日付。
静岡大によると、男性教員は平成30年1月から31年2月までの間、複数の学生に対し叱責や批判を繰り返し、特定の教員を誹謗中傷する内容のメールを他の教職員や学生に多数送信。一部の学生を優遇する差別的な扱いもあったという。
学生や教職員が申し立て、大学がハラスメントと認定した。男性教員は「教員として正当な言動や指導をした」と主張しているという。石井潔学長は「このような事態が発生したことは、誠に遺憾。再発防止と信頼回復に向け、一層の努力を続ける」とコメントした。