みずほフィナンシャルグループとソフトバンクは19日、スマートフォンを核とした次世代型の金融事業で戦略的な提携に合意したと正式発表した。第1弾として令和2年度中に融資と証券の分野で協業を深める。20~30代の顧客層を広げたいみずほと、金融のノウハウを取り込みたいソフトバンクの思惑が一致した。
融資では、みずほ銀行とソフトバンクが手掛ける貸金業「ジェイスコア」を強化。利用者から提供された情報を人工知能(AI)で分析、点数化して貸し出し条件を決めるサービスを、登録者が約2800万人に上るソフトバンク系のスマホ決済「ペイペイ」の画面で利用できるようにする。
ソフトバンクとみずほ証券が出資するスマホ証券「ワンタップバイ」は現在可能な株式の売買に加え、投資信託による積み立てといったサービスを拡充する予定だ。